部門の特長

特長①:高性能装置による精密診断

X線(レントゲン)撮影検査・消化管造影検査(胃バリウム検査)・CT検査・MRI検査・骨密度測定検査など、幅広い画像検査に対応しています。
特にCT検査・MRI検査につきましては、全件、画像診断専門医による診断(読影)を行っています。
当院のCT装置(64列マルチスライスCT)およびMRI装置(1.5T)は、従来の装置に比べ、より細かく、短時間での撮影が可能です。
さらに、得られた膨大なデータを画像ワークステーションで処理することで、鮮明な立体画像(3D画像)の作成が可能となり、診断能力の向上につながっています。

特長②:画像ガイド下カテーテル治療(IVR)の実施

当院では、診断に加え、放射線科医によるカテーテル治療にも対応しています。
画像ガイド下カテーテル治療(IVR)専門医により、下肢静脈瘤レーザー焼灼術、CVポート埋め込み術、PICC挿入術などを実施しています。

特長③:24時間当直体制による迅速な画像診断

24時間の当直体制により、脳梗塞の超早期診断に不可欠なMRI検査を、夜間・休日を問わず迅速に実施できる体制を整えています。

特長④:高齢化社会に対応した検査体制

24時間対応のMRI検査に加え、嚥下機能評価のための嚥下造影(VF)、骨粗鬆症評価のための骨密度測定、高性能CTによる短時間撮影など、高齢化社会に対応した検査体制を整えています。

特長⑤:地域クリニックと連携したオープン検査

なお、オープン検査の結果につきましては、オープン検査をオーダーしていただいた地域医療機関にお問い合わせください。
オープン検査の詳細につきましては、地域連携室ページをご覧ください。

検査・設備のご紹介

一般撮影検査
(胸部レントゲン・骨撮影など)

TV検査
(胃透視・脊髄腔造影・嚥下造影など)

CT検査
(コンピュター断層検査)

MRI検査
(磁気共鳴画像検査)

骨密度測定検査

一般撮影検査(胸部レントゲン・骨撮影など)

【病院間画像ネットワーク】

当院では、医療画像ネットワークシステムによりフルデジタルで撮影を行っており、成和会グループのほうせんか病院との間で病院間画像ネットワークを構築し、相互に画像を参照できる体制を整えています。
また、紹介施設からの画像を取り込み、診察時に迅速に参照することもできます。
セキュリティ対策として、必要なデータをクラウドにも保存しており、万が一ご利用の方のデータに障害が発生した場合でも、即日復旧が可能となっています。

【X線(レントゲン)撮影検査】

《胸部X線画像病変検出ソフトウェア》
当院では、胸部X線画像病変検出ソフトウェア(CXR―AID:富士メディカル社)を導入しており、AIによる細かな検出により小さな病変も見逃さず、診療医師に伝えることができています。

《デジタル放射線画像(DR)システム》
DR装置は、コンピューター処理により放射線量の情報を画像に変換しています。撮影した画像は加工
することで、診断価値の高い画像を提供することが可能です。
また、当院はフラットパネルディテクタ(板状デジタル受光センサー、FPD)を用いた完全デジタル化を行っており、デジタル画像補正機能(バーチャルグリッド、VG)などの画像処理技術により、被ばく低減にも日々取り組んでいます。
・フラットパネルディテクタ(板状デジタル受光センサー、FPD):半導体検出器によりX線を直接測定し、画像に変換するシステムです。
・デジタル画像補正機能(バーチャルグリッド、VG):X線を照射された人体から発生する散乱線(画像のノイズ)を推定・除去するデジタル処理です。

《長尺撮影システム》
脊椎や下肢の全体像を把握するための長尺画像専用システムを導入しています。
これにより、脊椎の撮影ではアライメントを正確に把握でき、下肢の撮影では負荷ポイントを一目で確認でき
るようになっています。

TV検査(胃透視・脊髄腔造影・嚥下造影など)

X線を利用し、造影を使った検査・透視画像検査・診断・治療を行う多目的検査室です。

  • 胃十二指腸造影(胃バリウム検査)
  • 下咽頭食道造影
  • 嚥下(えんげ)造影(VF)
  • 注腸造影
  • 内視鏡的逆行性胆管膵管造影(たんのう、すいぞうの検査)
  • 経皮経肝胆管ドレナージ術
  • 脊髄腔造影
  • 関節腔造影、整形外科造影
  • 逆行性腎盂造影、膀胱造影、泌尿器科造影、その他造影検査
X線透視検査装置 [島津社製 SONAL VISION G4]

CT検査(コンピュター断層検査)

当院ではマルチスライスのヘリカルCT(64列)を導入しています。本装置はドイツ・シーメンス社製で、AI機能の向上により検査の短時間化を可能としています。
従来のCTと比べ高速撮影が可能なため、短時間で広範囲の撮影ができ、かつ高精細な画像を得ることができます。
低管電圧撮影(70kV)が可能なX線管(Althlon)、散乱線除去3Dグリッド、Tin(スズ)フィルターを搭載し、従来と同等の放射線量で、さらなる高画質化を実現しています。
また、患者さまの安全のため、検査中はベルト固定をさせていただいています。

《ワークステーション》
富士フイルムメディカル社製 VINCENT(ビンセント)

当放射線科では、様々な画像の処理・加工・解析が可能なワークステーションを導入しています。
このワークステーションは、CT画像やMR画像のデータを取り込むことで、三次元表示や機能解析が可能です。

MRI検査(磁気共鳴画像検査)

MRI(磁気共鳴画像)検査とは、レントゲン撮影やCT検査のようにX線を使用せず、強い磁石(磁場)と電波(RF波)を用いて、人体で最も多い成分である水素原子(水や脂肪など)の状態を画像化する検査です。

《MRIの利点》

  • X線による被ばくがありません。
  • 血管病変も、造影剤を使用せずに描出することが可能です。
    (造影剤を使用すると、さらに詳細な画像が得られます)
  • CT検査に比べ脳、脊椎、軟部、婦人科疾患の診断に優れています。

《MRIの欠点》

  • CT検査と比べ、検査時間が長くなります。(約15分~40分)
  • 検査中に騒音があります。(工事現場のような大きな音がします)
  • 金属を身に着けていると、やけどをすることがあります。

《新機種による改善点》

  • 同社旧機種に比べ、短時間で高精細な画像診断が可能となりました。
  • 検査時の騒音も低減され、開口部も広く(開口径70cm)、狭いところが苦手な方も安心して受けていただけます。
  • 頭部検査においてもヘッドホンの使用が可能となり、快適に検査を行うことができます。
    検査中は音楽を流し、患者さまの不安を取り除く工夫をしています。 
  • 撮影室も広いスペースを確保しており、狭い場所が苦手な方へ配慮しています。

当院では、MRIを用いたアルツハイマー型認知症(A.D)の診断も行っています。
VSRADと呼ばれる解析ソフトを用いて診断を行います。
早期アルツハイマー型認知症に特徴的な、脳の海馬と呼ばれる部分の萎縮の程度を解析します。

《乳腺MRドック・子宮卵巣MRドック》

当院では、乳腺や子宮・卵巣の健診としてMRドック検査を行っています。
特徴として、マンモグラフィのような挟み込みがないため、痛みがありません。
また、検査着を着たまま検査を行いますので、気軽に検査をお受けいただけます。
乳腺MRドック・子宮卵巣MRドックの詳細は、健診センターページをご覧ください。

《MRI検査にあたっての注意》

[禁忌事項]

  • ペースメーカーを装着されている方
  • 材質が不明な脳動脈クリップを使用されている方

[禁忌事項(ただし、医師の許可があれば検査可能)]

  • 妊娠初期の方
  • 体内に金属がある方

[持ち込み不可]

下記の物は、検査に影響したり、機器の故障につながることがあります。検査前に必ず外してください。

  • ヘアピン、メガネ、ネックレス、時計、入れ歯、ブラジャー、その他アクセサリー
  • カイロ、持続型血糖測定器(リブレなど)、マグネット式付け爪、ジェルネイル
  • 財布(キャッシュカード、プリペイドカードなど)

[その他]

  • 検査時間が長いことや騒音のため、不穏となる方は検査できない場合があります。
  • 検査の内容によっては、絶食でお願いすることがあります。
  • 閉所恐怖症の方は検査できない場合があります。

骨密度測定検査

近年、高齢化社会に伴い、骨折の原因となる骨粗鬆症(こつそしょうしょう)への関心が高まっています。
現代の食生活の変化や無理なダイエットによる骨密度の低下により、骨折が起こりやすくなっています。
特に脊椎の圧迫骨折や大腿骨頚部骨折は、寝たきりの原因となることもあります。
骨密度を測定することで、骨密度の低下を早期に発見し、骨粗鬆症の予防や適切な治療につなげることを目的としています。
骨粗鬆症の診断基準としてBMD〔骨密度:骨量÷面積〕で表示し、若年成人平均(20~44歳)との比較および同年齢層との比較を行います。

骨密度測定検査装置[GEヘルスケアジャパンLUNAR PRODIGY FUGA‐C ADVANCE]

当院では、骨粗鬆症の診断および治療効果の判定に最も多く用いられ、精度に優れた二重エネルギーX線吸収測定法(DXA法)による装置を導入しています。
二重エネルギーX線吸収測定法(DXA法)とは、2種類のエネルギーレベルのX線を用いて骨成分を測定する方法です。
主に腰椎正面と大腿骨頚部の骨密度を測定します。
検査は、約5分ほど仰向けで寝ていただいた状態で行います。
X線の被ばく線量(実効線量)は、最も被ばく量の多い全身測定でも胸部X線撮影の約1/10程度と、ごくわずかです。
骨密度測定検査を希望される方は、各診療科の担当医師にご相談ください。

研修・教育体制

■新人研修

接客、モラル、心構えなど(グループ規定に基づく)

■毎年の講習

  • 医療安全講習
  • 医療放射線安全講習
  • MRI安全管理講習

■ 資格・修了

– 放射線技師 告示講習修了

業務実績

ドックMR検査実績(2025年)

検査項目 件数
ドックMR検査総数 181件
脳ドック 85件
DWIBSドック 46件
乳腺MRドック 50件

よくあるご質問

放射線撮影による体への影響は大丈夫ですか?

当院では、日本診断参考レベル(医療被ばく研究情報ネットワーク(J-RIME)をはじめ、多くの日本医学会が協力して作成した放射線被ばくガイドライン)の2025年度版を参考にしています。
検査で使用する放射線は、このガイドラインの線量を下回るように低減措置を行っており、安全性に配慮しています。

放射線検査はどのくらいの線量を使用していますか?

当院での平均的な線量(体格により変わる場合があります)は、以下の通りです。
胸部X線(レントゲン):約0.1mSv
頭部CT検査:約2mSv
胸部CT検査:約6mSv
腹部CT検査:約10mSv 

造影検査とは何ですか?

造影検査とは、造影剤という製剤を用いて、通常では見えにくい病変や臓器の状態を明瞭に描出する検査です。
・CT検査ではヨード製剤
・MRI検査ではガドリニウム製剤
を使用します。
このため、脳だけでなく、全身の臓器の検査にも造影剤を用いることがあります。

造影検査の注意事項はありますか?

造影剤使用時に、時々副作用として吐き気・悪寒・血圧低下・頻脈などの症状が出る場合があります。
特に腎機能に障害をお持ちの方は、造影検査に制限がかかることがありますので、医師にご相談ください。
検査中に症状が出た場合は、すぐに検査担当者にお伝えください。軽度の場合は検査後に処置を行いますが、危険と判断された場合は検査を中止し、すぐに処置を行うことがあります。
その日の体調なども関係しますので、気になることがある場合は検査担当者にお尋ねください。

認定資格

診療放射線技師 7名 

検査に関するお問い合わせ

検査についてご質問やご不安な点がございましたら、お気軽に下記までご連絡ください。